Excel Onlineを使っていて「右クリックしてもセルの書式設定がない！ということはセルの書式設定できない！？」とお悩みではありませんか？
デスクトップ版Excelでは右クリックで出てきたり、ホームタブの数値グループの右下をクリックすれば出てきましたが、Excel Onlineでは右クリックしてもホームタブにクリックする場所が無いので焦ってしまいますよね。
他にも
「Excel Onlineとデスクトップ版Excelでセルの書式設定の違いってあるの？」
「同じセルの中で個別にフォントの書式設定ができないって本当？」
セルの書式設定についての疑問点は様々あるかと思います。
3点ご紹介していきます。
デスクトップ版Excelに慣れているとExcel Onlineとの違いに戸惑いますが、慌てず対処すれば難しいことはありません。
画像付きでご説明いたします。
Excel Onlineのセルの書式設定について知りたい方は参考にしてくださいね。
Excel Onlineのセルの書式はセルを右クリックすると【表示形式】があり、これがデスクトップ版Excelのセルの書式設定で一番初めに表示される画面と同じものになります。
この【表示形式】ではいくつか項目があります。
数値
数字として表示します。小数点以下の桁数の指定、桁区切り、マイナスの表示形式が選択できます。
通貨
通貨の表紙形式を指定できます。数字の前に￥マーク等を表示できます。
会計
列で通貨記号と小数点位置が揃えられます。
日付
日付の表示形式を指定できます。グレゴリオ暦（西暦）、和暦選択可能です。
例えば表示形式を2000年1月1日に指定した場合、2000/1/1と入力しても2000年1月1日と表示されます。
日付だけ入力しても自動でその年の西暦が入力されます。
時刻
時刻の表示形式を指定できます。
12時間制、24時間制、何時何分等の表示が選択可能です。
パーセンテージ
セルの値の百分率にパーセント記号を付けて表示させます。
小数点以下桁数の指定も可能です。
分数
セルの値の整数と最も近い分数値に丸めて表示させます。
0.5と入力すると1/2と表示されます。
指数
1～10までの値に10の累乗を掛けたセル値が表示されます。
文字列
数字や数式を入力しても文字列としてそのまま表示されます。
文字列とされている数字は左揃えで表示され、数字として扱われないので表計算（SUM関数など）でエラーになります。
その他の表示形式
郵便番号や電話番号などの表示ができます。
ユーザー定義
表示形式を自分で決めることができます。
表示の形式は【ホーム】タブでも選択することができます。
カンマはこちらで設定ができます。
Excel Onlineではデスクトップ版Excelで「セルの書式設定」という項目ではなく、「表示形式」という名称になり、セルの書式設定にあった「配置、フォント、罫線、塗りつぶし、保護」は表示形式ではできなくなりました。
それぞれリボンに表示されているので、場所と違いがある部分をご説明します。
配置
【ホーム】タブ
均等割り付け、両端揃え、文字を縮小して表示はありません。
フォント
【ホーム】タブ
使えるフォントは限られます。
罫線
【ホーム】タブ
罫線の種類が限られます。
塗りつぶし
【ホーム】タブ
塗りつぶしの効果（グラデーション機能）、パターンの色、パターンの種類がありません。
保護
【校閲】タブ
ブックの保護はありません。
「Excel Onlineでは同じセル内で個別にフォントの色が設定できない」という検証ページがありますが、現在はデスクトップ版Excelと同様に文字列は個別にフォントの設定が可能になっています。
セルを編集状態にして、色を変えたいフォントを選択し、【ホーム】タブにあるフォントの色で変更できます。
もちろん一文字だけ大きくしたり、太字等にもすることもできます。
しかし、数字と日付等の表示形式が指定されているものはセル内で個別に指定することができません。
左揃えになっている数字は文字列として表示されているので色を付けるが可能です。
いかがだったでしょうか？
セルの書式設定についていくつかご紹介しました。
デスクトップ版のExcelを使っている方はExcel Onlineの操作に戸惑るかもしれません。
しかしインターネットにつながっていれば自分のPCじゃなくてもどこでも無料で使えるのがExcel Onlineのいい所ですよね。
機能が揃っているデスクトップ版Excelもいいですが、手軽に使えるExcel Onlineも使ってみてはいかがでしょうか？